カーキフィールドと時を同じくする1940年代、米国海軍特殊部隊の任務に携行されていたミリタリー・ダイバーズウォッチから端を発するカーキ ネイビー。
この特殊部隊には、「フロッグマン」も含まれました。
フロッグマンは直訳すると「カエル男」です。チューダー(チュードル)転じて、水中で軍事活動を行う、潜水工作員を指して使うようになりました。
その複数形にあたる『フロッグメン』。1951年、実際のフロッグマンを基に製作・公開されたハリウッド映画が同タイトルですが、その際、ハミルトンの時計が提供されることとなりました。
何度かご紹介しているようにハミルトンは映画界と関わりの深いブランドですが、『フロッグメン』がその契機となった作品です。
そして、このフロッグメンで使われた時計をフィーチャーしたのが、現行のカーキネイビーとなります。
実際の軍事下で使われた時計がモチーフとあって、高い防水性を誇る気密性高いケースにガッシリとしたラグ、ダイビンググローブを着けていても操作しやすい逆回転防止ベゼルなど、スペックもコンセプトに沿うようにこだわっているのがハミルトンのすごいところ。
なお、防水性はスタンダードモデルで10気圧または30気圧。ものによっては100気圧(1000m)もの高さとなり、他社メーカーと比べてもトップクラスのダイバーズウォッチと言えるでしょう。